真・女神転生4と私[違和感との邂逅]

このエントリは、3DS真・女神転生4を遊んでいく中で私が
感じたことを細かく記したものです。ネタバレなしなので
購入の参考にも閲覧ください。

0,はじめに
私は3DSで真・女神転生4が発表された時に、自分の希望と異なる展開に
酷くがっかりしたエントリを書きました。

リンク:3DS真・女神転生4発表に対する所感

がっかりしたなら買わないのだろうな。と思われていそうですが、こうも記しました。

コメントを頂いたので補足しておきます。

  • 3DSで真・女神転生4が妥当なのは分かってます(メガテン向きなのも)
  • 面白くなるだろうということも分かっています。

自分の欲張りな望みと、実際3DSで発売されたらそれはもう
すごく楽しいメガテンになるのだろうな。その2つの感情の間で、それでも
欲張りな自分の気持ちを書きましたのが先のエントリです。
そんな気持ちを持った私が、どう真・女神転生4を遊んでいくのか
じっくり書いていきます。

1,それは中庸ではなく
同梱版パッケージを開けながら、早く遊びたいとはやる気持ちと
「このゲームを肯定しちゃったら、私の据置型ゲームに対して持っていたアコガレが
 またひとつなくなってしまうかもなぁ」
そういう、エゴがひとつなくなる恐れによる遊びたくない気持ちが
同居していました。(撮影した写真は後日UPします)

今回の真・女神転生4は主人公のイラストも金子さんではなく、土居政之さん
が手掛けられています。土居さんのイラスト(超執刀カドゥケウス・ホスピタル)
も好きなのですが、真・女神転生といえば金子さんのミステリアスな
キャラクター達というイメージが強くあります。

3DSの電源を入れて、すでに3DS本体に同梱されていた真4のスタート画面を
眺めた時、土居さんのイラストの格好よさに見惚れながらも、やはり
戸惑いはぬぐえません。

私の心模様は完全に混沌としていました。
真・女神転生4のゲームの中に入っているものを最後まで食べつくしたい。
その好奇心と、過去の記憶が作り出す不安。
いつもならもっと雑念の無い状態でゲームを遊び始めるのに、
今回ばかりはゼロではいられませんでした。

2,やさしさなんてなかった
すでに先に真・女神転生4をプレイされている方々がTwitterを通じて発せられていたのは
「すごく、しぬ」
という、メガテンおなじみの辛口の難易度に対する褒め言葉でした。
今回の真・女神転生4はどこでもセーブが出来るようになっています。
つまり気軽に遊び始め、気軽に終わらせることが出来るのです。
最近のRPGはそれが当たり前になっていますが、どこでもセーブが
出来るというのは、難易度の低下を招くとも判断されます。

そうか、なら従来通りの難易度ではないのかもしれないな。
なんとなく考えながら、チュートリアルのようなシーンを進める最中…
私もゲームオーバーを経験しました。チュートリアルでもゲームオーバーを
見せてくる。恐るべしです。いや、これでこそです。

どこでもセーブできるのだから、いつでもやられていいよね?
そういう神の声が聞こえてきそうです。あ、これメガテンだ。
でも私の手の中にあるゲーム機は、私の想像とは全く異なる風景を映しています。
違和感と、自分の思っていたようなゲームの感触が一緒にここにあるのです。
すごく不思議な体験です。

やられても、すぐゲームオーバー→スタート画面にはなりません。
特定の条件を満たすことで、やられる手前に復活することが出来るのです。
やさしい。救いのコンテンツがこんなところにも配置されたのですね。
と、やんわり困惑の笑顔になった直後、そのまま硬直しました。
復活の条件がめちゃくちゃでした。。。
表現しますと、復活は凄く難しいではないけど地味に嫌な条件なのです。
特に序盤は辛い条件です。うっかりセーブ忘れでやられた時のとっておきの
救済策としては適切だと思うのですが、ただ単純に「かんたんにした」では
終わらせないこの仕組みに「気軽に遊べなくて残念」よりは
「面白い仕組みにしているなぁ」という爽快な気持ちよさが胸を通っていきました。

3,少しずつ顔を出す
悪魔と戦えば戦う程に、これはやっぱりメガテンだなぁ。
という気持ちを強くしながら口元が緩くなっていきます。楽しすぎる。
何より刺激的なのは、どれだけ自分のレベルが高くなっていったとしても
低レベルの悪魔と戦う時に油断ができないのです。

今40時間を超えて遊んでいますが、この状態でも初期エリアで適当に
戦おうとするものならゴッソリHPを持っていかれたりします。

また徐々に真4の世界がどういうものなのかも見え始めます。
本当に少しずつですが、このゲームの世界が少しずつ歪さを明らかにしていきます。
ゲームを遊び始めるまで、出来るだけ前情報を見ることを控えていたので
登場人物についても、ゲームの世界観についても分からないことが多く
それゆえに「このメガテンは果たしてどうなるのか?主要なキャラクターの
行く末はどうなるのか」ある程度は憶測しつつも、はっきりとした形は
想像出来ません。ですがこの遊び始めて浅い時間では、それらを踏まえても
近代・現代的な雰囲気が無く、要素としてメガテンでありながら
やはりソレとは違うゲームのような不思議な気持ちを強く持っていました。

これは遊び続けることで、本当に少しずつですが解消されていきます。
お話の展開もそうですが、音楽であったり敵との戦い、ちょっとした仕掛け。
そういうものが折り重なって少しずつ、本当に少しずつこれはメガテンだ!
とはっきり認識できるようになっていきました。

4,カイコウと一緒に気付いたこと
私は、真・女神転生シリーズすべてを遊んだわけではありませんが、
この真・女神転生4は、相当に真・女神転生を好きな方々が相当な思いを
つぎ込んで作られたのではないかな?と思います。お話の展開については
ここでは触れませんし、そこを他と比較することもまた出来ませんが、
ゲームのシステムであったり、見える部分、聞こえる部分を感じて
そう思いました。

ゲームが好きなことと、好きなゲームを形にすることはなかなか繋がり
にくいのではないか?と、考えます。どれだけある特定のタイトルが好きだとしても、
一人でそのゲームタイトルが作れるわけではありません。また、好きだという
有志がたくさん集ったとしても、そこから出る意見をバランスよく掌握し
理解して組み立てられないと、形にはなりません。

そういう風に妄想すると、真・女神転生4はシリーズ作品でありながら
次にも繋がるかもしれない素敵な作り方がされたんじゃないかな?
とも考えられました。

今私は、真・女神転生シリーズがどうこうと言うより、真・女神転生4が好きです。
シリーズとして「4」が好きというのではなく、真・女神転生4として
楽しく遊べています。

次回

悪魔との戦いについて書いていく予定です。

10 人がよいねしてくれました

あーにゃ

あーにゃです。テレビゲーム好きが高じて、遊んだゲームソフトの感想を記すことが好きです。子どもがいますので、子どもとゲームの付き合い方に一家言あります。テキスト作成でご依頼ありましたら、メールフォームからお問い合わせください。

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