PS3 ICO 感想

このエントリはfuchsia-フクシア-へ紹介料を提供しています

ICO

「ICO」について紹介します。

ジャンル:アクションアドベンチャー
販売元:SCE
発売日:2011年09月22日
CEROレーティング:B(12才以上対象)
定価:3980円(税込)
リンク:公式サイト

古城に閉じ込められた角の少年を操作して、城で出会う女の子と共に
出口を探してさまようゲームです。過去にPS2で発売されたゲームと
同一のものですがPS3向けに映像と音が良くなっています。
クリア済み感想になります。
※ネタバレはありません。購入の参考に閲覧ください。※

[総合]★★★★☆ (良いものは良い)
[難易度]★★★★☆ (謎解きはちょっと難しいけど考えればどうにかなる)
[物語]★★★★★ (想像力をかきたてられる)
[映像]★★★★★ (PS2のブラッシュアップ版とはいえ綺麗)
[操作性]★★★★☆ (キャラクターの向きによって難あり)

●ぼくはもう一度君の手を握る

PS2で発売されて注目されたゲームソフト「ICO」のPS3版になります。
PS2成熟期(つまり、PS2ゲームソフトが発売されるようになって後期)に登場して
派手なプロモーションはなかったのですが徐々に注目されて人気を得た
タイトルです。

魅力は色々あります。
どこかに本当にあるのかもしれないと感じさせる映像の佇まい。
その中にしっかりと存在するファンタジー。
空気すら演出するような音の表現。
プレイヤーとゲームの世界を投影したかのようなキャラクター。
そしてあえて雄弁に語らない物語。

このゲームで遊んだとき、もっとゲーム機のスペックがあれば
より精細なものが出来たのではないか。と思ったものでした。
PS3が発売された時もこの作品がPS3で出ていれば…と思うことが
ありましたが、今回晴れてそれが現実のものとなりました。

ゲームの基本は、城で出会う女の子を引き連れて操作キャラクターと
一緒に様々なギミックを動かして道を見出していくことです。
またその道を邪魔する存在もいるので適宜向き合わなければ
いけません。ルールはシンプルですが、非常に現実的に作られた
ステージなのでちょっと油断をして操作をしていると、キャラクターが
足を滑らせて高いところから落ちてしまったり、守らなければいけない
女の子を守れずにゲームオーバーになってしまったりするので
一定の注意力が求められていると思います。

●PS2版からの変更点

PS2ベースで作られたゲームですのでPS3ベースのゲームと比較すると
劣る部分はあるのですが、それでももとより繊細だった映像がより
綺麗にブラッシュアップされています。特にキャラクターの表情であったり、
一緒に城を歩く少女の表現力は格段に向上していると思います。
水の動きといった自然物の動きもより丁寧になっているように
見えますしゲームの雰囲気を更に味わえるものになっています。

それ以外で言えば、音響が7.1chサラウンドにも対応。
(リニアPCM 5.1ch・7.1ch ドルビーデジタル5.1ch DTSデジタルサラウンド5.1ch)
3D出力に対応したテレビならば立体視を楽しみながらも遊べるようになっています。
PS3対応ゲームとなりましたので、トロフィー機能も搭載されています。

と、極めてこだわらないのであれば全然問題を感じない・一部のPS3ゲームソフトと比べても
遜色ない満足を得られると思います。

挙動に対しても自然で、セーブ・ロードといったものも軽快で
このあたりに特にこれといった問題点は見当たりません。

●その他

ちょっとゲームを遊びなれた玄人向けのゲームかなー?と思われる人も
いらっしゃるかもしれませんが、ボタンの役割もそれほど多くないので
回数を追って遊ぶことにより楽しく遊べることと思います。特に遊び始めて
最初のあたりはセーブポイントも多く時間が無い人でも区切って遊べると思います。

ですが、ゲーム内のカメラの動きが固定されていますので
操作キャラクターをあんまり激しく動かしすぎると画面酔いになってしまう
こともあるかもしれません。特にゲームに不慣れな方だったりカメラを
固定されたゲームであまり遊ばない人からすると辛いかもしれませんので
画面酔い経験がある人、あまりテレビゲームで遊ばない人の場合は
ゆっくり操作して遊ぶことをおすすめします。

●総評

★満点…といきたかったのですが、過去に発売されたゲームソフトなので★4つで!

今までHD化されたゲームをいくつか見てきましたが、丁寧な部類のHD化
だと思いますし、ゲームの雰囲気ももちろん損なわれていません。とても良いと思います。
音も立体的に響いてきますし、なにより少女が本当に綺麗!

城から脱け出す道を探す過程は簡単なものではありませんでしたが、
試行錯誤をすることで閃いたり出来るギリギリのところで作られているので
そういうゲームがあまり得意でない人もじっくり向き合うことで進めるかもしれません。
女の子がたまにさりげないヒントをくれたりしますしね。本当にさりげないので
見落とされるかもしれませんが。

物語はこのゲームを楽しむ上であくまでも添えられただけのように見えますが
独特の言語だったり、少女のこと、操作キャラクターのこと、色々考えることが出来ます。
また所々で流れている音楽も本当に些細なのですが耳に残る独特な風合いで
このゲームを良い形で彩っていると思います。

色々な要素をぎゅっと詰め込んだゲームソフトは数ありますが、
ゲームソフトとして形を成す部品を厳選してそれを深く追求し、限界のバランスで
作り上げた贅沢な高級料理のようなゲーム…それがICOなんじゃないかな。
と思います。でもだからって敷居は高くない。

と書いては褒めすぎですかね。

2 人がよいねしてくれました

あーにゃ
あーにゃです。テレビゲーム好きが高じて、遊んだゲームソフトの感想を記すことが好きです。子どもがいますので、子どもとゲームの付き合い方に一家言あります。テキスト作成でご依頼ありましたら、メールフォームからお問い合わせください。

コメントを残す