Wii ラストストーリー 感想

Wiiで発売されています「ラストストーリー」を紹介します。

ラストストーリー 特典 エレメント オブ ザ ラストストーリー (サントラCD+ビジュアルブック) 付き

ジャンル:RPG
販売元:任天堂(制作:ミストウォーカー)
発売日:2011年1月27日
CEROレーティング:B(12歳以上対象)
定価:6800円(税込)
リンク:公式サイト

傭兵として荒廃していく世界を旅して生きている「エルザ」を
主人公に楽しむ小さな島での物語です。

アクション要素の強い戦闘や、実際にどこかにありそうな
街並みを持つ「ルリ島」の空気感が素敵です。

※ネタバレはありません。購入の参考に閲覧ください。※
※クリア済み感想になります。※

★5つで満点。

[総合]★★★☆☆ (安心して遊べるとは言いがたいけど堅実)
[難易度]★★★★☆ (戦闘のアクション要素が強いので、回避・ガードは大事)
[物語]★★★☆☆ (大仰な盛り上がりはないけど…)
[音楽]★★★★★ (テーマメロディが耳に残る)
[システム]★★★★☆ (衣装切り替え・カラーリングが良い)

●もっと壮大なと思ったら

ラストストーリーは、今までXbox360でロストオデッセイやブルードラゴン、
DSではASHというRPGを作られてきたミストウォーカーという
ゲーム制作会社さんが手がけられています。

ロストオデッセイ Xbox 360 プラチナコレクション

ブルードラゴン Xbox 360 プラチナコレクション

アルカイック シールド ヒート

私はこの中だと、ロストオデッセイしかしっかり遊んでいないのですが
広大な世界・非常に深い世界観、魅力的なキャラクターと落ち着いて
遊べるコマンド戦闘(「たたかう」「まほう」のような行動を選択して
戦う遊び方)…挙げた通り王道的な分かりやすいRPGを提供されている
ことが多かったと思います。

なので、ラストストーリーを遊ぶ前まではそのようなイメージが強くありました。

ところがこのラストストーリーは、どこまでも遠くまで行ける広い
世界が用意されているのでもなく、落ち着いて遊べるコマンド選択式の
戦闘でもありません。

RPGと言えば「こういうもの」というイメージには似つかない部分が
少なからずあるゲーム
になっています。ですから、そういうモノで遊ぼうと
思っている人にとっては拍子抜け・驚き・人によってはガッカリして
しまう所があるかもしれません。

特にこのゲームは、行ける場所が限られています。
少しずつ増えはしますがそれでも舞台となる「ルリ島」を大きく離れる
ようなことはありません。私はこの事については、あまり不満を感じることは
ありませんでした。ゲームを楽しむ上でも、それは障害にはならなかったですし
むしろもっと違う所が充実していたので満足しました。

●エルザも歩けば人に当たる

物語を楽しんでいく過程で、ルリ島の城下町を楽しむ時間があります。
このゲームで登場する街は他のRPGとは違う様相を見せています。
キャラクターを操作する上では面倒になりやすい、細い道が多いのです。

実際にヨーロッパ等で見られそうな古い町並みというのでしょうか?
そういうものが反映された街の構造をしています。

大通りを歩けば、ゲームの進行上必要なものは買えますし、
話を進めることも出来ます。ですが、大通りを一歩はずれると
細い通りが長く続き、色々なアイテムが落ちていたりちょっとした
出来事に遭遇したり。ということもあるのです。

また、走り回ったりしていると人によくぶつかります。
人によってはぶつかったことに対して不満を漏らす人もいるくらいです。

街、そこに住む人…と実際にありそうな形が用意されているのです。
ここがラストストーリーでは深さの肝になっています。あくまでも、
傭兵の仕事のひとつで主人公たちが立ち寄った街であり、そこで起こる
物語が「ラストストーリー」なのです。ですから、自ずと世界中を歩き回るのではなく
ひとつの地域に滞在する。滞在する期間が長くなれば、街の色々を
知ろうと思えば知ることが出来る。そんな深さがあるのです。

●独特の戦闘は駆け引きが凄い

コマンド戦闘とは異なり、操作するキャラクターを障害物に隠れさせたり、
味方に行動をある程度指示したりして戦うアクション色の非常に強い
遊び方も特徴的です。

障害物に隠れて敵に姿を悟られないことで、強力な攻撃をぶつけられたり、
弓矢で後方に配置されている魔法使いを急襲したり、様々な行動を取る
ことが出来ますし、敵が編隊を組んでいる時は戦闘前に簡単な
ブリーフィング(どういう敵がいるか・攻略するにはどうしたらいいかの確認)が
行われたりもします。

アクション要素がある。とひとくちに書いても、結局は強いキャラクターの
ごり押しをすれば遊びきれるゲームもあれば、うまく戦う為に知恵が求められる
ものもあります。ラストストーリーのゲームは後者です。

主人公が強いだけでは勝てませんし、他のキャラが強くても勝てません。
それぞれのキャラクターが役割を果たすことで強い敵にも立ち向かえるように
なります。

RPGで遊んでいて、そういう本格的なチーム戦を味わえる戦闘はなかなか
なかったので、すごく面白かったです。また戦闘中でも随時キャラクターたちが
声をかけあったりする姿も面白く、その物語の戦っている一瞬を垣間見ている
ような錯覚を覚えることもありました。

●その他

ムービーシーンのあるのですが、物語を余分に語りすぎる程ではなく、
あくまでもちょっとした描写としてのものが多いです。

登場するキャラクターは非常に個性的で、遊べば遊ぶ程それぞれの
魅力に気づかされるようになっていきます。自由行動中に話しかける
楽しさがありますね。街中でもつい仲間を探そうとしたり…。

武器・防具で見た目も色々変化します。中でもいいな、と思ったのが
自分好みのカラーリングにしたり、装備している防具はそのままに
「見た目」だけを変えることが出来る。という仕組み。

防具はこれが強いけど、この見た目を少し変えたい…。という時に
楽しめました。気分転換の要素としてもよかったです。

●総評

これだけいい所を挙げておきながら★3つです…。

これは、とても人の好みが分かれるゲームだと思うのです。
私はかなり楽しんで遊んでしまいましたが、個性的なゲームは
好き嫌いが強く分かれます。そこを踏まえての★3つです。

また、ローディングが長い時があること。
オンラインプレイ(乱闘・討伐)の際のキャラクターの動きが
悪いときがある(特に混雑している時かもしれませんが)。
敵との戦闘中、四隅に追いやられると身動きが取れなくなる
ことがある。という不満点もあります。

見た目については、Wiiだしこれくらいの表現になるだろうと思っていました。

音楽は、やっぱり私の好きな植松さんが作られた音楽が
ありますので好みです。儚いせつない、でもぬくもりが感じられる
感傷的な音楽から、激しく熱くさせてくれるような刺激的音楽まで。
ラストストーリーの世界を更に彩ってくれていると思います。

お話は、起伏は多少ありますが淡々と進み転を迎えて結に進む
安定した展開です。ゲームのメイン内では語られない物語を
知ることが出来る場所もありますし、サイドストーリー的なものに
触れることによってよりラストストーリーの世界を楽しめるようには
なっています。

大人には少しチープに見えてしまうかもしれませんが、夢ばかりを
語るものではありませんし、比較的地に足のついた感じがすると思います。

押してもらえるとやる気が出るそうです

あーにゃ

あーにゃです。テレビゲーム好きが高じて、遊んだゲームソフトの感想を記すことが好きです。子どもがいますので、子どもとゲームの付き合い方に一家言あります。テキスト作成でご依頼ありましたら、メールフォームからお問い合わせください。

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