あの時間があるから

このエントリは、気に入ったゲームソフトについての独白になります。
平均的な感想を閲覧されたい方は以下を参照ください。

リンク:PS3/PS4/XboxOne FINAL FANTASY 15 感想


ネタバレがあります。遊んだことがない方の閲覧はおすすめしません。

私は遊ぶゲームがどんな種類だったとしても、早解きはしないタイプです。
自分の興味が湧いたものをひたすらに遊び尽くし、納得・満足したら中心の物語を進めるような遊び方が基本です。これにはちゃんとした理由があって、過去に遊んだゲーム(おそらくSFCクロノトリガーだったと思う)で「先に進めるよりもしっかり今遊べる場所を堪能し尽してから進めよう」と強く反省した。。。。という経緯があります。

ですから、それ以降ゲームを遊び進めたとして特別後悔をすることは減っていました。もちろん、大なり小なりお話の展開によって驚いたり・後悔したりすることはあるのですが、強い後悔を残すということは減っていたのです。

それでも、今回のファイナルファンタジー15は私に久しぶりの大きな後悔を運んできてくれました。
もっと、あの4人で旅を楽しんでおけばよかったと。

FF15は不完全な形でリリースされたと思っています。キングスグレイブFF15を視聴しなければ理解が浅くなってしまい、物語が十全に楽しめない。フルプライスゲームなのにも関わらず基本のストーリーの物量が少ないと感じられること。従来のFFとは異なるキャラクターの体制。オープンワールド的な雰囲気を謳いながら行ける範囲が限られること。挙げだしたらキリがありませんが、遊んでいて残念に感じられる部分はいくつもありました。でも、だからといってFF15が面白くないゲームか?と問われると違うと感じています。

遊び始める前・直後には全く意識していなかったのですが、この基本メンバー、一見すると仲が良さそうですが、お互いに様々な思いを抱えています。その思いは主にノクティスに対してなのですが、彼の立場を慮ってその気持ちを爆発させることはありません。遊び進めることで、徐々に感じることも出来るのですが、最初はそれでも本当に楽しそうな遠出を垣間見ているような心地だったのです。遊んでいる身としては。

親しげな彼らがノクティスに微妙な距離を取るのは、遊び始めは「彼が王子だから」という一点だと思っていました。ですが、その予想は終盤大きく覆されます。
最後の最後で、ノクティスがルシス王国に帰る時です。その時に、彼らもまたノクティスの使命を知っていて、だからこその距離だったのかと。この時、私は大きく後悔しました。3人に対して抱いていた不思議な違和感が、ここに繋がるのであれば、もっと前のシーンをよりしっかり見守るべきでしたし、一字一句見逃さず拾った言葉に対して様々な思考を巡らせるべきだったと。

そうして振り返ってみると、あの何気ない妙にこだわった釣りや、フィールドを可能な範囲で走り回りサブクエストを片付ける時間も「ノクティスにとっての思い出」とはっきり意識されて、たまらない気持ちになったのです。私は奔放に遊んだだけだったけど、これをそれぞれのキャラクターに置き換えて思考したら。。。。

それだけで、あの自由な時間をもっともっと堪能しておけばよかった。と、後悔するわけです。

FFにこれだけ思い入れが深くなったのは(6以降の7、9も好きですが特筆するなら)6以来です。
最初は戦闘の操作もおぼつかず。。。特にノクティスのシフト攻撃の素早さに目が追い付かず苦労していたのですが、コンフィングと、戦い方を考えて、楽しく飛び回れるようになりました。他のキャラクターを強化するシステム周りは特に難しいことはなく、過去のタイトルでいえば10や12にも近い感じもありましたし、理解しやすかったです。FFの場合は毎回異なるシステムが入ってくるので、その新しい部分を受け入れられるかどうか?という部分でも壁がありますが、正直もう様々なジャンルのゲームを触るようになってきている身なので、この点において厳しさは軽くなっています。

何故こんなに気に入っているのだろう?と考えると、そこにキングスグレイブFF15のインパクトがあります。

すごい期待をしていたわけでもなく、都合が付いたので映画館に足を運んだら、それは確かにファイナルファンタジーだったのです。

参照:KINGSGLAIVE FINAL FANTASY15 感想

魔法と剣とクリスタル。そして、近代的な装備の敵が私の中では6を想起させたのかもしれません。
その中で描かれるお話も興味を駆り立てましたが、戦闘も刺激的で「こういう体験がゲームでも出来たらなぁ。。。でも、どうだろうなぁ。」と憧れていました。だからこそ、FF15ゲーム中のノクティス達の武器の持ち替えであったり、シフト攻撃が嬉しかったのです。格好よくて、心が揺さぶられる音楽があって、物語がある。おかしな話ですけど、映画館で美麗な映像に夢中になりつつ、その片隅で「これ、ドット絵で想像しても楽しい」なんて昔のFFの映像に置き換えて楽しんだりもしました。

現在追加のダウンロードコンテンツなども配信される関係もありますが、FF15は時折起動させています。
2周目なので、1周目でとりこぼしたキャンプ時の食事レシピや、魚釣り、時々ネットワーク経由で提供されるタイムドクエストを楽しんでいるのですが、そのどれもがノクティス達と私の瑞々しい思い出になっていくことが更に嬉しいと思えています。自身の年齢もあるかもしれませんが、特にこのゲームで遊んでいると主要4人の活躍を見守っているような気持ちになります。

終わりがあるとしても、その時を駆け抜ける強さ、結末が分かっていたとしても逃げない勇気、どれも私が持ち合わせていないからより光り輝いて見えるのでしょう。

3 人がよいねしてくれました

あーにゃ
あーにゃです。テレビゲーム好きが高じて、遊んだゲームソフトの感想を記すことが好きです。子どもがいますので、子どもとゲームの付き合い方に一家言あります。テキスト作成でご依頼ありましたら、メールフォームからお問い合わせください。

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